通信販売・ダイレクトマーケティング・D2Cのクリエイティブ研究室

売れる商品とは何か? No.2

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前回の「売れる商品とは何か? No.1」で、売れる商品=商品力の高い商品だという点と、商品力とはどういうものを差すのかという点を伝えさせていただきました。その上で、今回は「商品力の高い製品を開発する際に気をつけるポイント」についてお話していきたいと思います。


売れる商品を開発するためのポイント

前回の記事で説明したとおり、売れ続ける商品を作るためには「ニーズ」、「商品スペック」、「わかりやすさ」、「ストーリー性」の4つを意識するのがおすすめです。そのため、商品開発をする段階で、これらのことを念頭に置いて考えていくと良いかもしれません。

売れる商品を開発するために行う作業は、以下のようになります。

  • ニーズのリサーチ、競合との比較
  • ニーズに合う新しい成分などの情報をリサーチ
  • 商品が存在しないマーケットや差別化を考える
  • 処方として検討する(効かせる成分・魅せる成分・仕入れにくさなど)
  • エビデンスをどこで取るか検討する
  • ユーザーを引きつけるわかりやすいストーリー作成

まず、ユーザーが求めるニーズに適していて、ストーリー性のある商品を設計するためには、「どういった悩みがあるか」、「どういった商品が求められているか」といった部分を開発側が把握している必要があります。そのためには、悩みについてネットで検索数を調べる、最近人気がある競合他社の商品について基礎的な情報を知っておくなど、常にアンテナを張ってリサーチしておくのが理想です。そして、これらの基礎情報を開発者全員で共有しながら、どのニーズが一番深そう・売れそうといったことを考えていくと良いのではないかと思います。

次に、集めた情報を元に、「ニーズがありそうなのに、現段階で良い商品がない“ブルーオーシャン”のマーケット」や、「既にマーケットはあるけれど、既存の商品と解決策が異なるもの」などを考えていきましょう。このとき、できるだけ確かなエビデンスが取れている成分を含むことが重要です(その理由は、次回説明します)。

ある程度の商品スペックが決まってきたら、次の段階として「実感のソリューション部分」と、「それをどのようにわかりやすく表現するか」ということを検討していくと良いかもしれませんね。また、差別化としてユーザーの気持ちをぐっと引きつけるような「わかりやすいストーリー」を併せて考えていけると、プラスαの強みになります。

なお、この「わかりやすいストーリー」の作り方としては

  • 成分そのものの歴史を掘り下げてストーリーにする
  • 開発背景を含め、開発者の悩みを共感ストーリーにする

などの方法があります。この辺りは、いつか詳しくお話できればと考えています。

以上です。
今回は、「売れる商品とは何か?」というテーマから、「商品力の高い製品を開発する際に気をつけるポイント」についてお伝えしました。次回は、商品開発から販売までをサポートしているプランナーとしての立場から気をつけていることをお伝えしていく予定です。

また別のコンテンツもご覧いただければと思います。

マジワン
この記事を書いた人
福岡のプランニングエージェンシー「マジワン」が運営するLABの管理人。 ダイレクトマーケティングコンサルタント/クリエイティブディレクター/プランナーとダイレクトマーケティングでの長い経験から、幅広くサポートします。 デジタルからオフライン、新規広告からCRM、そして商品開発と新しいアイディアを横断しながら実践しています。売上アップのための仮説と実証を繰り返しながら、マーケティングという社会実験を楽しんでいます。
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