前回の【マジワンの目】LPを見ればわかる!?その企業の状況や販売戦略では、マジワンがLPをはじめとするクリエイティブを制作する際、クライアントからヒアリングをするのではなく、過去のクリエイティブやクライアントと話をした内容などから情報を読み取るようにしているというお話をさせていただきました。
今回2回目は、ランディングページの重要性とそこから読みとけることというテーマでお話をしていきたいと思います。
実際のところ“売れている商品”には、きちんとした理由があります。
ということは、そのポイントをしっかりと押さえて作ることが必要となりますが。現状のランディングページを確認するときには、ポイントがしっかりと伝えられているかという点が確認できれば、制作物から逆算できるということですよね。そのため、「LPを見ると企業の考えていることがわかる」となるわけです。
では、LPのどういった点を見ていくことが重要かを説明していきます。
古くから、マーケティングの4Pという整理方法が存在しています。少し古いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在も小売業などの現場で用いられていることや、古くからあるが故にわかりやすいため、こちらを用いて説明をしていきましょう。
4Pとは製品(Product)、販促(Promotion)、流通(Place)、価格(Price)という4つの項目です。
これらは、現在のダイレクトマーケティングにおいて、整理していけば、3つのポイントに整理できると考えます。
というのも、ECにおいては、流通のPlaceが固定化されてくることになります。そして製品も一定度リピートしやすい商品群を考えると絞られてくるため、固定化されてくるので重要なポイントは、簡略化すればUSPというふうに考えられます。
そして、レスポンスの方程式には、「USP」、「LPの構成」、「プライス」という3つのポイントが重要となります。こういった部分をチェックすることで、クライアントをどのように解釈していくのかを考え、読み解いていく上でのキーとなるのです。
※USP(Unique Selling Proposition)とは、単価はどれくらいか、どのようなキーワードなのかなどを含む、その商品やサービスが持つ独自の強み。
前回も少しお話をさせていただきましたが、マジワンではクライアントから問い合わせを受けた時、すでに商品があり、その商品を宣伝するLPや進めているプロモーションがある場合は、打ち合わせ前にそれらを分析してから臨むようにしています。
例えば、マジワンはLPから次のようなことを読み解いています。
その他、デザイン面からはクライアントが意識をしている競合先、またオファーの面からは、ある程度の仮説ではありますが、クライアントの財務状況を読み解くことができます。
この段階まで来ると、クライアントや商品の現在位置がしっかりと見えてきます。マジワンは、LPからこれらを読み解いた上で、制作ないしはコンサルティングへと入っていきますし、この事前調査のレベルを上げられると、初期の商談がスムーズに進むようになるといっても過言ではないでしょう。
以上です。
今回は売れる商品の要素的な部分と、そのひとつであるLPからマジワンが何を情報として読み取り、どのように読み解いていくかというマジワンの目や見方についてお話しました。LPから多くの情報を読み取るには、ある程度の訓練が必要ですが、ぜひ挑戦してみてください。次回の【マジワンの目】では、クライアント訪問での把握と目標設定のポイントについて具体的にお伝えしていく予定です。また別のコンテンツもご覧いただければと思います。