通信販売・ダイレクトマーケティング・D2Cのクリエイティブ研究室

デジタル広告とオフライン広告の両方に対応できるクリエイターが少ない理由

前回の記事「ランディングページとチラシ広告の違いについて[類似点と相違点を解説]」でお伝えしたとおり、ランディングページとチラシ広告の作り方には、同じ所もあれば違うところもあります。

ただし、どちらも基本的な考え方や、作り方の大きな流れは変わりません。
そのため、双方の違いをきちんと理解すれば、オンラインとオフラインの両方を手がけることができるクリエイターとして活躍できるはずなのです。しかし、現実は両方できる人材が少ないといわれています。

なぜLPとチラシの両方を手がけられるクリエイターが増えないのでしょうか?
その理由を少し考えていきたいと思います。

LPとチラシの両方を作ることができると何が良いか

まず、クリエイターがデジタル広告とオフライン広告の両方に対応できると、どういった点でメリットがあるのでしょうか。

  1. その商品が、デジタルとオフラインのどちらが適しているか判断できるようになる
  2. 両方の知見をもつことで、テストポイントが見つけやすくなる
  3. 社内的なノウハウを立体的に捉えられるようになる

前回の記事「ランディングページとチラシ広告の違いについて[類似点と相違点を解説]」でお伝えした通り、広告にはそれぞれ得意、不得意や特性などに違いがあります。
そのため、本来であればその時のニーズや状況によって、デジタルとオフラインのどちらで制作をすると良いか判断していくのが理想です。しかし、片方しか制作した経験がなければ、比較してどちらが良いかを決めることは難しいでしょう。

その点、両方のクリエイティブに携わることができれば、総合的に判断してアドバイスが可能です。双方をうまく連動させたり、両方の知見を持つことで見えてくるポイントがあったりする点も利点と言えるかもしれませんね。

なぜデジタル広告とオフライン広告の両方に対応できるクリエイターが増えないのか

前述の通り、両方のクリエイティブに対応できるようになると相乗効果が得られます。しかし、実際はデジタル広告とオフライン広告の両方を手がけられるクリエイターが少ない…。
なぜデジタルとオフラインの両立ができないのでしょうか。その理由として、以下の3点が挙げられます。

  1. 両方の違いを理解できていない
  2. 広告代理店がそもそも別れてしまっており、両方を知る緊急性がない
  3. デジタル広告へのアレルギーなど、お互いのジャンルへ行く不安感がある

1.両方の違いを理解できていない

制作会社にありがちなパターンですが、広告作成のノウハウを蓄積していく過程で「なぜ、この場所にこのコンテンツを入れるのか」という骨子の部分を理解できていないまま制作している人がいます。しっかりと理解せずに作っているため、「LPとチラシではやり方が根本的に異なるものだ」と思い込んでしまう人が多いようです。そういった場合、最初から「違いすぎるから無理だ」と諦めてしまっているというケースが考えられます。

しかし、何度も説明していますが、デジタルとオフラインには同じ部分もあれば、異なる部分もあります。その違いを理解していれば、どちらを制作しても基本のルールは同じはず。違いを理解することが、どちらも制作できるクリエイターへの第一歩となります。

2.広告代理店がそもそも別れてしまっており、両方を知る緊急性がない

広告代理店の機能として、LPのようなデジタル広告を制作する企業と、テレビや新聞・チラシのようなオフライン広告を制作する企業がはっきりと分かれてしまっているケースが多いです。
その場合、クリエイターにとっても急いで両方を対応できるようになる緊急性がないため、両方を比べる機会がありません。また、上記の様な状況から広告主となるダイレクトマーケティング企業側も「デジタルとオフラインは、別の部署が担当するものだ」と認識しているため、両方できるクリエイターの恩恵を享受したことがないというパターンも多いでしょう。

双方にとって特に問題が生じていないため、結果的に両方できるクリエイターが増えないという可能性が考えられます。

3.デジタル広告へのアレルギーなど、お互いのジャンルへ行く不安感がある

これは特にオフラインのクリエイターに多いのですが、別ジャンルに行くことに対して抵抗感が強いケースが見受けられます。オフラインからデジタル広告へ参入する場合、HTMLなどの新しい知識を学ばなければなりません。また、デジタルからオフラインの場合でも、デジタルとは異なるテクニックが必要になります。そのため、「今から学び直すのは難しいだろう」と考え、ハードルが上がってしまいがちです。

お互いに未知な部分への抵抗感が、両方できるクリエイターを少なくしている要因のひとつと言えるかもしれませんね。

まとめ:デジタル広告とオフライン広告の両方できるクリエイターが少ない理由

デジタル広告とオフライン広告を両立できるクリエイターが少ない理由はいくつかありますが、どれもお互いの違いを知らない、知ろうとしないことが原因になっている可能性が高いです。それぞれに共通する部分と異なる部分をしっかりと理解していれば、両立させることは難しくありません。

興味のあるクリエイターやクリエイティブに関わる仕事をされている方は、前回の記事「ランディングページとチラシ広告の違いについて[類似点と相違点を解説]」を参考にして、デジタル広告とオフライン広告はどういった点が同じで、どういった点が違うのかを知り、両方できるクリエイターようになるとメリットは大きいと思います。

そして、テストなどの効率化などの観点からも、広告主の企業側が「両方できるクリエイターと仕事をすることで得られるメリット」を理解することも重要と言えます。広告主側も、そういった意識をもって広告を発注していくと、互いにとって良い効果が得られるかもしれませんね。

以上です。
デジタルとオフライン、両方のクリエイティブができるようになることは、それほど難しいことではありません。現在どちらかに偏っている方は、これをきっかけにもう一方のクリエイティブにも挑戦してみてください。そして、広告主側も、両方できるクリエイターと一緒に仕事することのメリットを理解し、そういった考え方で仕事を発注していけると良いですね。
また別のコンテンツもご覧いただければと思います。

マジワン
この記事を書いた人
福岡のプランニングエージェンシー「マジワン」が運営するLABの管理人。 ダイレクトマーケティングコンサルタント/クリエイティブディレクター/プランナーとダイレクトマーケティングでの長い経験から、幅広くサポートします。 デジタルからオフライン、新規広告からCRM、そして商品開発と新しいアイディアを横断しながら実践しています。売上アップのための仮説と実証を繰り返しながら、マーケティングという社会実験を楽しんでいます。
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