通信販売・ダイレクトマーケティング・D2Cのクリエイティブ研究室

カタログ同送のレスポンスについて

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今回は、過去の講座でいただいた質問「カタログ同送のレスポンス」についてお伝えしていきます。
紙系オフライン広告には、ポスティングや新聞などの「折り込みチラシ」と、通販カタログにチラシを封入する「カタログ同送」があります。カタログ同送は、別名「同封広告」や「同送広告」とも言います。どちらも、紙系広告としては一般的です。(以降、本記事内ではカタログ同送を同封広告と言います)

Q. カタログ同送は、今でもレスポンスを取れる媒体なのでしょうか?

以前はカタログにチラシを同梱すると、顧客からのレスポンスが良かったように感じています。しかし、最近はレスが良い派と悪い派で、反応が二極化しているようです。
なぜ、反応が分かれてしまうのでしょうか。
また、フリーペーパーは、今でもレスポンスが取れる媒体なのでしょうか?

A. 紙系広告は、全体的にレスポンスが低下傾向にあります

従来だと紙系広告はレスポンスが取れるため、積極的に利用している方が多かったのではないでしょうか。
しかし、最近は全体的に紙系広告のレスポンスが低下傾向にあります。

そのような中で、同封広告は比較的頑張っている方ではないかと思います。ただし、定点観測的に見ると、実際には下がってきているので、取れる/取れないという点でどちらかを選ぶなら「レスポンスが取れなくなってきている」が正解かもしれません。

では、なぜ「レスポンスが取れる」と感じている方がいるのでしょうか。
まず、「レスポンスが取れる=ものすごく反応がよい」という意味ではありません。

CPO(ひとつの注文に対するコスト)が軒並み高騰している中で、同封広告は止らず維持しているもののひとつです。そのため、「相対的に良い」と判断している人がいるのかもしれません。そのような方からすれば、同封広告は「レスポンスが取れるメディア」ということになりますね。

なお、レスポンスが取れない派も、メディアを再検討してみると良いかもしれません。
実は、レスポンスが伸びているメディアと、そうでないメディアが存在しているのです。レスポンスが取れない理由のひとつに、メディア選びが上手くいっていない可能性が考えられます。

もしかすると、同封広告を封入するメディアを再検討することで、レスポンスの結果が変わってくる可能性がありえます。「Aがいい」、「Bはだめ」といった論調だけに偏らず、定期的に全体のメディアをしっかりと確認していくことが重要です。

なお、2000円以上の商品は、極端にレスポンスが取りにくくなってきている印象があります。
レスポンスの悪さは、価格帯にも一因があるかもしれません。

フリーペーパーについて

以前はかなり種類があったフリーペーパーですが、テストに使えるレベルで現存しているのは2~3紙くらいになっているのではないでしょうか。フリーペーパーでテストをしていくのであれば、新聞折り込みのものからやっていくのが良いと思います。ただし、現段階でフリーペーパーによるテストはあまりおすすめをしていません。

以上です。
今回は、「カタログ同送のレスポンス」についてお話させていただきました。

また別のコンテンツもご覧いただければと思います。

マジワン
この記事を書いた人
福岡のプランニングエージェンシー「マジワン」が運営するLABの管理人。 ダイレクトマーケティングコンサルタント/クリエイティブディレクター/プランナーとダイレクトマーケティングでの長い経験から、幅広くサポートします。 デジタルからオフライン、新規広告からCRM、そして商品開発と新しいアイディアを横断しながら実践しています。売上アップのための仮説と実証を繰り返しながら、マーケティングという社会実験を楽しんでいます。

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