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チラシ広告の作り方

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前回は「オフライン広告とデジタル広告の違い」についてお伝えしました。

今回はそれらを踏まえた上で「具体的にチラシの作り方」についてお伝えしていきたいと思います。
オフライン広告であるチラシを作る際は、以下の順番で考えていくのがおすすめです。

1.メッセージの長さを考える

何度かお伝えをしていますが、チラシは掲載できる文字数が限られています。
また、アテンション部分やクレジット(電話番号や特商法にまつわる表記など)のように、紙面上で絶対に入れなければならない部分が決まっています。

ですので、ここではそれ以外のスペースをどのような配分で使うべきかについて考えていきましょう。
特に、商品が高単価になるほど説得難易度が高くなるため、PASONAを丁寧に繰り返し入れていく必要があります。
難易度に合わせて、説得文章の長さをどの程度にするのか考えることが重要です。

なお、トップキャッチの作り方は、慣れも必要になります。
ユーザーの反応を確認することができる「ABテスト」を繰り返しながら調整していくと良いでしょう。

2.「共感型」か「信頼型」のどちらにするかを考える

LPは使用できる文字数が多いので、ひとつのページに共感も信頼も含めていくことができます。
しかし、チラシの場合は、どうしても文字数が限られてきます。そのため、どのように共感させて説得するか、そして信頼させて説得するのかというバランスが重要になってくるのです。

取り扱う商品が高単価になるほど「信頼」のコンテンツが重要なのに対し、低単価の場合はどちらかというと「共感」のコンテンツが重要になってきます。

ただし、どちらが良いか判断に悩む場合は、共感型にしておくと良いかもしれませんね。
なぜなら、女性は共感を入り口にし、信頼へつなげていくケースが多いからです。そのため、共感コンテンツが先にある方が、購入に向けて気持ちが入っていきやすい傾向にあります。

3.説得のコンテンツ作り

説得コンテンツを作っていく上で、ターゲットにとって商品がどのポジションにあることが必要かということをしっかりと決めておきましょう。
広告が、消費者と商品の架け橋になるようなイメージで作ることが大切です。


【課題】 買う理由(つらさや悩みからの解放?)

【信頼】 選ぶ理由づくりとしての情報(マスコミ掲載情報、研究情報、ナンバーワンなどの冠など)

【共感】 選ぶ理由づくりとしての環境(口コミ、近しい年齢の写真など)

これらの情報を元に、商品の良いところを第三者的な目線で上手に伝えていくのがおすすめです。

4.ファーストビュー


チラシのトップキャッチ周りの一番最初に見てもらうコンテンツをランディングページと合わせて、「ファーストビュー」と呼ぶことにします。

ファーストビューとしては、やはり「どんな悩みを解決してくれるのか」という部分が一番重要になってきます。
そのため、悩みワードに関しては、できるだけそのままの言葉で表現できるのが理想といえるでしょう。

ですが、薬機法・景品表示法などの関連法令がありますので、表現を考える際には、しっかりと対策をしてくことが重要となります。
そして、その商品に適した「悩みワード」と「改善ワード」を、媒体ごとの考査も検討しながら決めていく必要があります。媒体によって、使用できる言葉のOK/NGの基準は異なりますから、「この媒体は、ここまでは大丈夫」といった基準を見極めることが大切です。


そのため、チラシの場合は、すべてを決めてから、最後にファーストビューの表現を作ることが多いのですが、ブランドを意識した広告の場合は、イメージが大切になるためキャッチを先に考えることもあります。


以上です。

今回は、具体的なチラシの作り方についてお話させていただきました。お伝えした4つのポイントについて気をつけて、チラシの作成をしてみていただけるとうれしいです。

また別のコンテンツもご覧いただければと思います。

マジワン
この記事を書いた人
福岡のプランニングエージェンシー「マジワン」が運営するLABの管理人。 ダイレクトマーケティングコンサルタント/クリエイティブディレクター/プランナーとダイレクトマーケティングでの長い経験から、幅広くサポートします。 デジタルからオフライン、新規広告からCRM、そして商品開発と新しいアイディアを横断しながら実践しています。売上アップのための仮説と実証を繰り返しながら、マーケティングという社会実験を楽しんでいます。
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