通信販売・ダイレクトマーケティング・D2Cのクリエイティブ研究室

オフライン広告とは?その種類と特徴を徹底解説 [No.2]

前回の記事「オフライン広告とは?その種類と特徴を徹底解説[No.1]」内で、オフライン広告とはどのようなものか、どのようなメリット・デメリットがあるのかを解説しました。オフライン広告には多くの種類がありますが、それぞれに特性があります。そのため、目的に合う媒体を選ぶことが重要と言えるでしょう。

今回は、OOHと呼ばれる街頭広告を除き、ダイレクトマーケティングで主に使われるオフライン広告をピックアップして紹介していきます。

テレビ広告

テレビの情報番組のようなスタイルで商品を紹介するような「インフォマーシャル」が多く、幅広い層に瞬間的に届けられるのがメリットです。一般的なCMと異なり、尺が60秒~30分までと幅広く、ユーザーの「欲しい!」という気持ちを誘発させるための商品説明がメインとなります。番組の最後にCTA(コールトゥアクション)が入るのも特徴です。

テレビ広告には、幅広い層に一瞬で届けられるリーチの広さと社会的信用度の高さがあります。ただし、昨今は「テレビだから信用する」という部分は一概に言い切れなくなってきている傾向も見られますが、その他のメディアに比べると、年齢によっては信頼性が高い媒体と言えるでしょう。

ラジオ広告

ラジオは耳から情報が入るメディアのため、高齢者、日常的に車で過ごす時間が長いドライバー、ラジオを聞きながら作業する人、学生など、ターゲット層が比較的想定しやすい媒体です。そのため、ターゲッティングが容易で、ニーズに合わせた商品を宣伝することができます。

なお、通信販売でよく使われるのは、掛け合いタイプの広告です。パーソナリティーと会話をしながら商品の良さをアピールしていき、リスナーの欲しいという気持ちを促していくスタイルの広告を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

また、午前中から午後1~3時くらいまでは、短い会話が繰り返し流れて「よく耳にするな」と感じさせ購買意欲をそそる「刷り込み型」が主流です。刷り込み型広告は録音のケースもありますが、生放送の場合は原稿の作り替えが素早くできるため、PDCAのサイクルが早く回せる点がメリットです。もしかすると、Web広告より早くキャッチアップしてアクションを起こせる可能性があるかもしれませんね。

なお、近年では、長尺で解説やトークを挟む「解説型」が増えてきているのも大きな特徴です。

新聞広告

新聞広告とは、その名の通り新聞の広告枠に掲載する広告です。他の媒体と比べて公共性が高いため、信頼性が高いと言えるでしょう。また、読者は文字をしっかり読んでくれる傾向があるため、丁寧に言葉を埋め込んで、納得していただいたうえでアクションにつなげられるのも利点です。

新聞の愛読者層が中高年ということもあり、中高年層をターゲットにしている場合は有効な媒体と言えます。

雑誌広告

雑誌の誌面に掲載する広告です。お金を出して雑誌を購入してくれる読者への信頼を大切にするため、発行している出版社が内容を厳しく審査します。つまり、雑誌のコンセプトに合わないと広告が掲載できません。逆に言えば、ターゲット層が明確になっているため、興味を持ってもらいやすく、認知度アップや購買促進が狙いやすい媒体と言えるでしょう。

昔は週刊誌系に掲載する記事広告が多い傾向にありましたが、近年はPR広告も増えています。パブリシティで使ったのち、「●●で取り上げてもらいました」、「●●で紹介されました」といった形で、雑誌に掲載されたというステータスを活用するケースも増えています。

フリーペーパー

フリーペーパーとは、駅やコンビニの店頭などで配布されている無料の印刷物を指します。全国版もあれば、特定の地域に絞り込んだ限定版もあります。利用目的やターゲット設定に応じて、配布エリアの選択が可能。また、フリーペーパー毎に読者層が異なるため、特定のターゲットに絞りやすいというメリットもあります。

フリーペーパーには普段の生活にかかわる読み物が多いため、主婦層や若い人たちをターゲットにできます。美容院やエステなどのフリーペーパーだと、若い女性をターゲットにすることも可能。フリーペーパーの場合、少し柔らかめの語り口がハマりやすい傾向にあります。

折り込みチラシ

折り込みチラシとは、新聞の間に挟んで配布されるチラシのことです。信頼性が高いと言われる新聞に折り込んで配送してもらえるため、同様の効果が期待できます。不特定多数の人に情報を届けることができる点が大きな特徴です。

ただし、折り込みチラシならではの注意点が存在しています。例えば、スーパーのチラシは火曜日や金曜日に特売を組むことが多いのですが、そこにぶつけたほうがいい商品と、そうでない商品があります。また、新聞広告に比べてデザインのカスタマイズができるため表現の自由度が高く、読ませず見せるような広告も作れます。

なお、配布枚数にもよりますが、比較的コストがかからない広告のひとつと言えるでしょう。

ダイレクトメール

ダイレクトメールとは、商品やサービスを案内する目的で顧客リストへ郵送する手紙を指します。自宅や職場へ個人宛で送ることができるため、デジタル広告とは異なる層へアプローチができます。

情報の内容や顧客リストの豊富さ、形状、広告色を出すか否かなどによって、テストの結果に差が出やすい媒体のひとつです。プロモーションにどのような価値付けをしたいかによって使い方を大きく変化させることができるため、今後も重要な広告媒体となるでしょう。

ただし、配送コストがかかることから、近年ではLINEやメールを使ったDMへシフトしている企業も少なくありません。従来のDMのような特別感を出すためにはどうしたら良いかが、今後の論点になっていくかもしれませんね。

同封・同梱広告

同封・同梱広告とは、顧客に送る会員誌やカタログ、宅配物の中に封入するチラシを指します。関連する商品のカタログや宅配物に同封、同梱できるため、商品を買うことに抵抗が少ない人、特定の商品や自社サービスに興味がある人に届けることができます。折り込みチラシなどに比べて、顧客のセグメント化がしやすいのが最大のポイントと言えるでしょう。

裕福層向けのカード会員向け情報誌、事業主向けの冊子など、特定の層をターゲットにできるため、尖った広告を作ることもできます。また、年間の購入額が多い人であれば、定期コースをおすすめする広告を入れる、試供品となるサンプルを同梱するといった工夫ができるのも同封・同梱の魅力です。

まとめ

オフライン広告は、どうしても“印刷する”といったコストがかかるため、デジタルに押され気味の傾向があります。しかし、それを上回る特別感を演出できれば、効果が高まる可能性があるため、今後はそういった演出をすることも重要になってきます。

また、テレビの映像コンテンツがリッチコンテンツとしてWebとの親和性が高くなってきています。映像部分をWebと絡ませるように作っていく手法が今後は出てくるかもしれませんね。その場合、テレビ広告への参入もありえるでしょう。

以上です。
オフライン広告は、それぞれのメディア特性を正しく理解し、自分たちの商品にはどの媒体が良いか、どの媒体であれば適切なターゲットに届けることができるかという観点から決めていく必要があります。オフライン広告の媒体を決めるうえで、何からテストしたらいいのか?どういったテストがいいのか?を知りたい方はぜひマジワンへお問い合わせください。

それでは、また別のコンテンツもご覧いただければと思います。

マジワン
この記事を書いた人
福岡のプランニングエージェンシー「マジワン」が運営するLABの管理人。 ダイレクトマーケティングコンサルタント/クリエイティブディレクター/プランナーとダイレクトマーケティングでの長い経験から、幅広くサポートします。 デジタルからオフライン、新規広告からCRM、そして商品開発と新しいアイディアを横断しながら実践しています。売上アップのための仮説と実証を繰り返しながら、マーケティングという社会実験を楽しんでいます。

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